196
コスモスポーツの紹介 | |||
発行:昭和42年5月 196ページ |
コスモ・スポーツはマツダが西ドイツのNSU社バンケル社と共同開発
について技術提携をし、わが国ではじめて工業化開発に成功したいわゆる≪バンケル・エンジン≫
のマツダ型ロータリ・ピストン・エンジンを塔載した高性能スポーツ・クーペです。 シャシ、ボデーにはド・デイオン式リヤー・アクスル、前後輪のブレーキ系統を完全に独立さ せたタンデム・マスタ・シリンダ、前輪ディスク・ブレーキ、後輪は冷却フィン付アルフィン製 のドラム・ブレーキの採用、三点式安全ベルトの標準装備、ソフトなフラッシュ・パッドに覆わ れたコンソール・タイプの計器板、安全合せガラスをどを採用して高速走行における安全性に万全を期しています。 本書にはコスモ・スポーツの全機構についてその構造を説明しています。 また、エンジンの整備に関しては特に別冊としてコスモ・スポーツの整備も発行しています。 |