RE車の言われなきバッシングと戦い続けた四半世紀にわたる軌跡です。本来、自動車レースは性能や信頼性、耐久性を争う場であるはずです。デビュー当時の国際レース規定によると、ロータリーエンジンの排気量換算は1チャンバーの容積の2倍として算定されていました。この換算係数が当を得たものでなかったことは、85年からは1.7倍に、現在では1.5倍に修正されていることからも明らかです。そのような過大なハンディの中でも輝かしい戦績を残してきたREはやはり・・・・
年/月 | 概要 | シャシー | エンジン | 最高出力 |
1968/8 | ニュルブルリンク・84時間耐久レースにコスモルポーツ2台出場。1台が総合4位に入賞、リヤーシャフトトラブルで1台がリタイヤ。ウ゛ァンケルエンジン賞およびモストセーfティーカー賞を受賞。 | コスモスポーツ | 10A | 130ps/7000rpm |
1969/4 | シンガポール・グランプリ ツーリングカーレース総合優勝 | ファミリアロータリークーペ | 10A | 195hp/9000rpm |
1969/7 | スパ・フランコルシャン・24時間 総合5位、6位入賞 | ファミリアロータリークーペ | 10A | 187hp/8500rpm |
1969/8 | マラソン・デ・ラ・ルート84時間レース 総合5位入賞 | ファミリアロータリークーペ | 10A | |
1969/11 | 全日本鈴鹿自動車レース 総合1位 グランドカップ ロータリーエンジン車での国内初レース | ファミリアロータリークーペ | 10A | |
1970/6 | RAC ツーリストトロフィー 総合8,10,12位 | ファミリアプレストロータリークーペ | 10A | |
1970/6 | WEC ル・マン24時間レース ベルギー人プライベートエントリー リタイア | シェブロン B16 | 10A | |
1970/5 | 日本グランプリ(TS−bレース) 王者スカイラインGT−Rに挑戦 総合3位 | ファミリアロータリークーペ | 10A | 224hp/10000rpm |
1970/7 | 西ドイツ ツーリングカーグランプリ 総合4,5,6位入賞 | ファミリアプレストロータリークーペ | 10A | |
1970/7 | スパ・フランコルシャン・24時間 総合5位入賞 | ファミリアプレストロータリークーペ | 10A | |
1971/7 | 富士1000キロ TVクラス1位 総合3位 | カペラロータリー | 12A | |
1971/12 | 富士ツーリストトロフィー 総合1位 サバンナRX−3 国内レースの1勝目 | サバンナRX−3 | 12A | |
1972/5 | 日本グランプリ(TS−bレース) 総合1位 | サバンナRX−3 | 12A | 240hp/9000rpm |
1972/8 | 全日本鈴鹿300キロ・ツーリングカー 総合1位 | サバンナRX−3 | 12A | |
1972/8 | 富士グランドチャンピオンシリーズ(スーパーツーリングカークラス) チャンピオン | サバンナRX−3 | 12A | |
1973/5 | 日本グランプリ(TS−bレース) 総合1位 | サバンナRX−3 | 12A | |
1973/6 | WEC ル・マン24時間レース 予選14位で通過するも、本戦11時間、クラッチ焼けでリタイア | MG74 | 12A | 250hp/8000rpm |
1973/8 | 鈴鹿グレート20ドライバーズ(Tレース) 総合1位 | サバンナRX−3 | 12A | |
1973/8 | 富士グランドチャンピオンシリーズ(スーパーツーリングカークラス) チャンピオン | サバンナRX−3 | 12A | |
1974/6 | WEC ル・マン24時間レース 24位 | シグマMC74 | 12A | |
1974/9 | 富士インター200マイル 総合2位 | シグマ・GC73・マツダ | ||
1974/12 | 富士ツーリストトロフィー 総合1位 | サバンナRX−3 | 12A | |
1975/5 | 日本グランプリ(TS/GTS−Bレース) 総合1位 | サバンナRX−3 | 12A | |
1975/10 | 富士マスターズ250キロ 総合1位 | サバンナRX−3 | 12A | |
1975/10 | 富士グランドチャンピオンシリーズ(スーパーT・GTレース) チャンピオン | サバンナRX−3 | 12A | |
1976/5 | 日本グランプリ(TS/GTS−Bレース) 総合1位 サバンナRX−3 国内レース100勝目 | サバンナRX−3 | 12A | |
1976/6 | WEC ル・マン24時間レース リタイア | シグマ・MG73・マツダ | 12A | 250hp・8000rpm |
1976/6 | マーチ75S・マツダ | 13B | 280hp/9200rpm | |
1976/9 | 富士インター200マイル(スーパーT・GTクラス) 総合1位 | サバンナRX−3 | ||
1976/9 | 富士グランドチャンピオンシリーズ(スーパーT・GTレース) チャンピオン | サバンナRX−3 | ||
1977/5 | 富士1000キロ 総合1位 | マーチ75S・マツダ | 13B | |
1977/9 | 富士インター200マイル 総合1位 | マーチ75S・マツダ | 13B | |
1977/12 | 富士500マイル 総合1位 | マーチ75S・マツダ | 13B | |
1978/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU リタイヤ | サバンナRX−3 | 12A | 265hp/8500rpm |
1978/5 | 富士日本グランプリ(TS/GTS−Bレース) 総合1位 | サバンナRX−3 | ||
1978/7 | 富士1000キロ 総合1位 | マーチ75S・マツダ | 13B | |
1978/9 | 富士インター200マイル 総合1位〜3位 | マーチ76S・マツダ, マーチ75S・マツダ、 シェブロンB36・マツダ | 13B | |
1978/11 | 富士ビクトリー200キロ 総合1位〜3位 | マーチ75S・マツダ, マーチ76S・マツダ シェブロンB36・マツダ | 13B | |
1979/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位、2位 (総合5位、6位) | RX−7 | 12B | 265hp/8500rpm |
1979/4 | 富士500キロ総合1位 | マーチ76S・マツダ | 13B | |
1979/6 | WEC ル・マン24時間レース スピード不足で予選落ち | Silhouette RX−7 252 | 13B | 285hp/9000rpm |
1979/9 | 富士インター200マイル 総合1位〜3位 | MCS・マツダ、マーチ76S・マツダ シェブロンB36・マツダ | 13B | |
1979/10 | 富士マスターズ250キロ 総合1位〜3位 | KR−1・マツダ、MSC・MCS・マツダ | 13B | |
1979/10 | 富士グランドチャンピオンシリーズ 2位、3位 | MCS・マツダ、マーチ76S・マツダ | 13B | |
1979/10 | 英国サルーンカー選手権 チャンピオン (1600〜2300cc) | サバンナRX−7 | ||
1980/3 | 富士300キロスピード 総合1位、3位 | MCS・マツダ、マーチ76S・マツダ | 13B | |
1980/9 | 富士インター200マイル 総合1位 | KR−1・マツダ | ||
1980/9 | 富士グランドチャンピオンシリーズ 2位、3位 | KR−1・マツダ、MSC・MCS・マツダ | ||
1980/9 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1980/9 | IMSAシリーズ RSクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ) | サバンナRX−3 | ||
1980/9 | 英国サルーンカー選手権 チャンピオン (1600〜2300cc) | サバンナRX−7 | ||
1981/4 | 鈴鹿500キロ 総合1位 | KR−1・マツダ 総合1位 | ||
1981/6 | WEC ル・マン24時間レース 予選300hp, 本戦290hpで参戦、ドライブトレーンのトラブルでリタイア | Silhouette RX−7 253 | 13B | 290hp/8500 |
1981/7 | スパ・フランコルシャン・24時間 総合1位 日本車初 | サバンナRX−7 | ||
1981/7 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1981/7 | SCCAプロラリーシリーズ チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1981/7 | 英国サルーンカー選手権 チャンピオン (1600〜2300cc) 3年連続チャンピオン | サバンナRX−7 | ||
1981/7 | ベルギー ツーリングカー選手権 チャンピオン | サバンナRX−7 | ||
1982/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTO 1位、GTU 1位、2位 (総合4位、6位) | サバンナRX−7 | ||
1982/6 | WEC ル・マン24時間レース 総合14位 | サバンナRX−7・254 | 13B | |
1982/6 | WRC ニュージーランドラリー グループU 1位総合5位 | サバンナRX−7 | ||
1982/10 | WEC富士6時間 クラス1位 総合6位 | サバンナRX−7・254 | ||
1982/10 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1982/10 | オーストラリア 耐久選手権 チャンピオン(マニファクチャラーズ・ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1983/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTO 1位、GTU 1位(総合3位、12位) | サバンナRX−7 | ||
1983/6 | WEC ル・マン24時間レース Cジュニア部門1位、2位 総合12位,18位 | マツダ717C K−Jetronic fuel injection | 13B | |
1983/9 | 富士インター200マイル 総合1位 | MCSV・マツダ | ||
1983/9 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1983/9 | オーストラリア 耐久選手権 チャンピオン(マニファクチャラーズ・ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1984/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 (総合12位) | サバンナRX−7 | ||
1984/6 | WRC アクロポリスラリー 総合9位 | サバンナRX−7 | ||
1984/6 | WEC ル・マン24時間レース C2 部門1位、3位(総合10,12位)及びC2部門4,6位(総合15,20位) | BFグッドリッチ・マツダ ローラT616, マツダ727C | 13B | 310hp |
1984/7 | ERCポーランドラリー 総合1位 | サバンナRX−7 | ||
1984/7 | 富士1000キロ 総合1位 | タクマツダ83C | ||
1984/7 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1984/7 | IMSAシリーズ GTOクラス チャンピオン(ドライバーズ) | サバンナRX−7(13B搭載) | ||
1984/7 | オーストラリア 耐久選手権 チャンピオン(マニファクチャラーズ・ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1985/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 (総合12位), GTO 2位(総合11位)、キャラメルライト 1位 | サバンナRX−7, マツダアーゴJM15 | ||
1985/2 | ERCブークルドスパラリー 総合2位 | サバンナRX−7 | ||
1985/2 | WRCスウィディッシュラリー 総合8位 | サバンナRX−7 | ||
1985/5 | WRCアクロポリスラリー 総合3,6位 | サバンナRX−7 | ||
1985/6 | WEC ル・マン24時間レース C2 部門3位、6位(総合19,24位) | マツダ737C | 13B | 300hp/9000rpm |
1985/7 | ERCスコダラリー 総合2位 | サバンナRX−7 | ||
1985/8 | IMSAシリーズ 単一車種で通算67勝の新記録達成 | サバンナRX−7 | ||
1985/11 | WRC RACラリー 総合9,10位 | サバンナRX−7 | ||
1985/11 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) 6年連続達成 | サバンナRX−7 | ||
1985/11 | IMSAシリーズ キャラメルライトクラス チャンピオン(エンジンマニュファクチャラーズ・ドライバーズ) | マツダアーゴJM16 | ||
1985/11 | SCCAプロラリーシリーズ チャンピオン(マニュファクチャラーズ) | サバンナRX−7 4WD | ||
1986/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 (総合8位), キャラメルライト 1位(総合7位) | サバンナRX−7、マツダアーゴ JM19 | ||
1986/6 | WSPC ル・マン24時間レース 2台リタイヤ | 757 Nigel Stroud デザインのアルミモノコック | 13G | 450hp/9000rpm |
1986/7 | WRCニュージーランドラリー 総合6位 | サバンナRX−7 | ||
1986/8 | ボンネビルスピードウィーク C/GTクラスにおける最高速度383.724km/hを記録 | RX−7 ターボ | ||
1986/8 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1986/8 | IMSAシリーズ キャラメルライトクラス チャンピオン(エンジンマニュファクチャラーズ・ドライバーズ) | マツダアーゴJM19 | ||
1987/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 (総合10位) | サバンナRX−7 | ||
1987/6 | WSPC ル・マン24時間レース IMSA GTP/GTX1位(総合7位) レース史上日本車最高位 | 757 X-2 アルミモノコック | 13G | 450hp/9000rpm |
1987/6 | IMSAシリーズ GTUクラス チャンピオン(マニュファクチャラーズ、ドライバーズ) | サバンナRX−7 | ||
1988/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 (総合15位) | サバンナRX−7 | ||
1988/6 | WSPC ル・マン24時間レース IMSA 総合17、19位) | 767 カーボンファイバー 強化アルミプレート/アルミ ハニカムプレートボディ | 13J-M | 500hp/8500rpm |
1989/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 (総合12位)8年連続優勝 | マツダ767B | ||
1989/6 | WSPC ル・マン24時間レース IMSA GTP1位(総合7位) | 767 カーボンファイバー モノコック/チタン材多用 ボディ | 13J-M | 630hp/9000rpm |
1990/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 | サバンナRX−7 | ||
1990/6 | WSPC ル・マン24時間レース IMSA GTP1位(総合20位) | 767B powered by 13J-L カーボンファイバーモノコック構造 | 13J-L | |
1990/9 | IMSAシリーズサンアントニオグランプリ GTO1位 IMSA史上初の単一車種最多優勝100勝を達成 | サバンナRX−7 | ||
1991/2 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 | サバンナRX−7 | ||
1991/6 | WSC ル・マン24時間レース 総合1位 ル・マン史上初の日本車総合優勝を達成 | Nigel Stroud デザイン のフルカーボンモノコック構造 | R26B | 700+hp/9000rpm |
1992/4 | バサースト12時間レース・総合1位 | サバンナRX−7 | ||
1992/6 | WSC ル・マン24時間レース 総合4位 | マツダMX−R01 | ||
1993/1 | IMSAシリーズ ディトナ24時間レース GTU 1位 12年連続優勝 | サバンナRX−7 | ||
1993/4 | バサースト12時間レース・総合1位 2年連続優勝 | アンフィニRX−7 | ||
1994/4 | バサースト12時間レース・総合1位 3年連続優勝 | アンフィニRX−7 | ||
1995/8 | インタークリーク12時間レース 総合1位 4年連続優勝 | アンフィニRX−7 |