1968年の第15回モーターショーで発表したプロトタイプ、マツダRX87をベースに1969年10月に発売された高級パーソナルクーペ。当時としては先進的なフロントエンジン、フロントドライブを採用。エンジンは新型の2ローター13A型を搭載していた。三角窓を廃止して空気抵抗係数を低くしたイタリアンスタイルのボディは、流れるような曲線と美しい面を持ったエレガントなデザインに仕上がっていた。126psを発生する13A型エンジンは、高速時代にふさわしいダイナミックな性能と静斎性を実現した。